家の裏庭のリフォーム。日陰が大半を占めていたので、シャドウガーデンを楽しもうと考えた。
もともとの隣地に向かって起伏している地形を利用し、土留めを兼ねて石を積んだ。きっちりと積まず、あえて崩れた感じで積んでいる。石と植物はとても相性が良いので、植物の中に少し石が見えると、とても締まって見える。
もともとあったシャクナゲなど日陰を好む植物は残し、春先から晩秋まで様々な花が楽しめるよう、日陰を好む草花を沢山植えた。花だけでなく、フキやシダ、ハグルマソウといった面白い形の葉を混ぜることで、より自然に近い雰囲気となっている。
植えては枯れを繰り返して美しさを維持するのではなく、宿根系や多年草といった野に咲く花々を沢山植えており、この風土に全く無理のない植栽となっている。メドゥガーデンのシャドウ版という感じか。
地面には黄色い肌のコッテージストーンを使い、影の多い時でも明るく感じるようにした。
夏は直射日光が入り、木漏れ日がそれをやわらげてくれる。石のアプローチに現れる木漏れ日と影が、とても芸術的である。
本を読みながらお茶をしたり、親しい友達とお喋りしたり、プライベートを最高に楽しむお庭。
type | プライベートガーデン |
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plan | リフォーム |
area | 滋賀県大津市 |