先週は私たちの住む町、比叡平でさんぷくマーケットと言う、とても素敵で楽しいイベントが有りました。第一回目が2017年11月でした。第2回目となる今回、植威は、手ぼうきワークショップで出店させて頂きました。
以前からお知らせで知っていて手ぼうきを目指して作りに来てくれた方、飛び込みで挑戦して頂いた方、やってみたい!と頑張ってくれた子供達。みんな楽しんで貰えたでしょうか?実際作ってみると、いろんな気づきが有りますね。それを感じることが出来るのがワークショップの醍醐味です。そして実際使ってみて、またきっと気づく事が有るでしょう。砂利や落ち葉などがとっても気持ち良く掃けるので、是非ガンガンお掃除に使って下さいね!プロが毎日使っても一年持つ耐久性が有ります。ただし雨ざらしはNGですよ!
掃いて良し、飾って良しの手ぼうき作り。5月の舞鶴はKAN,MAさんのマルシェでさせて頂いたのが初めてで、今回が2回目でした。教え方、少し上手になったかな?また、どこかの機会に出来たら良いなぁと思っておりますので『今回作りたかった〜』という方は是非、次回チェックしてみて下さい。
ところで、この素敵なイベント、何が素敵かというと、比叡平というなかなかニッチな場所である事、琵琶湖が見える山の上であるというロケーション、ローカルでありながら京都や滋賀の有名店の出店も有る、音楽があるetc.理由は色々有りますが、何と言っても『会場作りがお洒落である』これはとっても大きい理由だと思います。 それもそのはず、福岡駅前の赤いテントのお洒落ナイトマーケット、博多千年夜市の方々が協力で来て下さっているのです。
今回、私たちも準備や片付けなどをお手伝いしましたので、作業しながら博多チームとも結構たくさんお話しする事が出来ました。その中で、プロの仕事を随所で垣間見る事ができました。本当に、ちょっとのことでも、彼らはこだわり抜くんです。素人目には気付かないようなテントの間隔とか飾りの旗の高さとか。結構面倒な修正でも気になれば迷いなく修正です。でもその小さな積み重ねが、自然な空間を生み出すんですね。その場に来て、特に何も違和感を感じないという事は、実はとっても良く考えられているという事なのです。
博多チームの方が準備の最後の方で、通路の旗が少し下すぎるからあげたい、と。会場に元々置いてある粗大ゴミのようなものが視界に入って、確かに気になります。まぁ当日人が沢山居たら誰も気にしないだろうと深層心理的に思っていたわけですが、「直したい」と言われれば「そうですね」となるわけです。で、木に登って貰って旗の高さを直して、みんな納得です。確かにしっくりきました。要は旗をアイキャッチにしたわけです。隠せてないけど、気にならないようになったんですね。
その時博多チームの方は「ほんとはみんな同じように感じてるんですよね」と。なるほど、確かにそうかもしれません。みんないちいち言わないか気に留めないだけで、違和感は感じるかもしれない。私のように。で、「こだわり抜くかどうかで、空間かわりますね」と私が言ったら、「神は細部に宿る。受売りですけどね(笑)」と。
業種は違えども、空間つくりのこだわり方には同じものを感じました。そしてこだわり抜くことを忘れてはいけないと初心を新たにする感覚と、考え続けることの大切さ、小さな積み重ねを軽んじてはいけないという確信を新たにしました。この人たちは会場作りからこれだけ考えて妥協せずにやっているからこそ、博多千年夜市のような大きなイベントを成功させてるんだなぁと、感じさせられた時間でした。
是非機会を作って、彼らのいる元気な博多千年夜市にも遊びに行ってみたいです。会場つくりの視点から見るマーケットも、なかなかオツなもんかもしれません?
今回もさんぷくマーケットで、色々な刺激や気づき、出会いがありました。さんぷくマーケット委員会の皆さん、お手伝いの皆さん、来てくださった遠方や近所の皆さん、本当にありがとうございました!