コラム

と言っても、問い合わせる前にもうちょっと実際の事を具体的に知りたいなぁ。と、思うと思います。そこで、就職先を探している方に、少しでも雰囲気が伝わればいいなと思いこの記事を書きました。記事の内容以外に気になる事があれば、HPお問合せフォームからどうぞお気軽にご質問下さい。

植威では一緒に働く方を募集しています!

植威とは

植威は、滋賀・京都を拠点としているお庭の専門店、平たく言えば造園屋です。植木屋さんとも呼ばれます。(名前も植木ですが、それはたまたま)

アルミ既製品などを多用する外構工事ではなく、石や木など自然物を扱った工事を得意としています。また建築も好きなので、我を通すようなデザインではなく、建物との調和を考えたデザインやプランを提案しています。それから、剪定作業もたくさん行っています。

工事の時も剪定の時も、施主様はもちろん、道ゆく人にも「綺麗だな、気持ちいいな」と思って貰えるような風景づくりを目指しています。

豊かな風景をつくっていく。それが私たちにできる社会貢献だと考えています。

具体的にどんな能力や適性が必要?

剪定や造園作業をしますから、まず体力はある程度必要です。体がよく動くタイプの方が向いていると思います。外ですから、暑さ寒さにも対応しないといけません。夏などは熱中症にならないように普段から食生活や睡眠に気をつけるなど、自己管理能力も必要です。また、怪我をしない身体の動かし方をしたり、段取りを考えて合理的に動けるよう、頭と体をバランスよく使う事が求められます。

それから、一番大切なのは良い仕事をしようと常にポリシーを持つことです。暑い時、しんどい時、つい手を抜きたくなったり、横着になったりしてしまいます。しかしそれは事故の原因になったり、施主様に満足してもらえない結果に繋がります。

これらの事がなんとなく理解出来そうだなと感じる方であれば、経験のない方でも大歓迎です。

この仕事の良い事としんどいところは?

良いところは、本気で庭を学びたい人にとってはいろいろ学べるのではないかと思います。石の扱い方、樹木の扱い方、バランスのとり方。自分の心次第で技術面や美的感覚まで幅広い事を身に着ける事が出来るでしょう。もし希望すればプランの段階から一緒に考える事もできるでしょう。また、自然物と向き合う仕事なので、気持ちが鬱々とすることはあまりないと思います。あと、お施主様から、直接「綺麗になって嬉しい、ありがとう」と言ってもらえることは本当に嬉しいです。

しんどいところはやはり最近ですと夏の暑さ。多い時で水を6リットルくらい飲みます。スポーツドリンクばかり飲むと体の調子が悪いので、梅干しか塩を少しずつとるようにしています。一歩間違うと本当に命取りになるので、かなり自己管理しています。

給料は上がって行くの?

経験を積んでいけば昇給していきます。一人でも任せられる現場が増えていけば作業効率はあがりますので、そういうことはきちんと反映させていきます。しかし正直、勤めている限り将来的に大企業のようなお給料になるのは難しいかもしれません。だけど将来技術を身に着けて起業出来る可能性はあります。そのような人物に育ってくれれば非常に嬉しいですし、パートナーシップでお互い自立した者同士、協力し合える関係が出来ていくのは理想的です。

親方はどんな人?

基本的には穏やかな性格だと思います。妻である私とも口論になる事はありますが、怒鳴られたりしたことは一度もありません。仕事を教えるのが上手かどうかはありませんが、自身、非常に努力してきたタイプだと思いますので、頑張る人の事は好きだと思います。仕事中(現場作業や事前の段取り)は合理的に動くようにもの凄く考えて動いているそうで、確かに仕事は早い方ではないかなと感じています。パソコン作業は苦手です(笑)。

将来性のある仕事?

仕事を通して社会貢献が出来る業種だなと思っています。SDGs的な観点からも、環境に貢献できるという意味では気持ちの良い仕事だなと感じています。また、敷地条件や個人的な想いをまとめていくという複雑なことを考えないといけませんし、現場作業になると自然物を扱うので尚更機械化出来ない仕事です。人間が求める豊かさや潤いに関係する仕事なので、AIが発達しても残る仕事だと思います。

WITHコロナ時代とも言われる昨今、自然の中で豊かに暮らしたいという人が増えてきているとも感じます。それに、量産の時代は徐々に終わりを迎え、持続可能かどうかとか、本当の意味での豊かさや美的感覚を求める時代に変化していくとすれば、これまで以上に造園や植栽や剪定という事は、求められてくるのではないかとも感じています。