コラム

店舗の前庭という事で、店構えの邪魔をしないようなプランを考えました。一般住宅ですと建物の前が駐車場になる事が多いですが、普段停める所は正面から曲がった奥になるようにして、店舗の入り口が隠れないようにしています。車路になる部分はお客様用駐車場として使えます。

▲ 当初のプレゼンパース

植栽は、お店入り口の脇にメインツリーとしてイロハモミジとジューンベリーを(近年の暑さにも強めの樹種ですが、今年の暑さで少し早めに落葉してしまいました…)、その他紅葉が美しいドウダンツツジや常緑のコンフーサ等。奥には、常緑でも葉色の明るいイヌガシを植えています。元々あった木々も残せるものは剪定し残しています。

イロハモミジは新緑~紅葉が美しく、日本らしさを連想させる木です。樹形のバリエーションも豊富で、メインツリーとしても添え木としてもいい感じになりやすいです。ジューンベリーも花が綺麗で実が食べられ、それを目指して鳥が来て、紅葉も味わいがあり、大変得な木です。

土間仕上げは弊社ではお馴染みのコンクリート一発洗出し仕上げです。ぐねっと曲がった形が砂利や芝と馴染みやすいよう、型枠は入れずにむっくりと仕上げています。お店と弓道場のアプローチには元々敷地にあった丸みのある上品な川石を飛石として再利用。工事前は日本庭園跡があったので、池の解体や石の撤去から行いました。

土間の面積は大きいですが、ポイントの木々や飛び石が良いアクセントとなり、お洒落でナチュラルで少し「和」の雰囲気になったかなと思います。使い勝手も非常に良いと思います。

▲ ぐねっと曲がった駐車場
▲ 店構えを邪魔しない駐車場
▲ 丸みのある上品な川石

石には浪漫を感じます。石の歴史にしたら人間の寿命など本当にあっという間の事なのでしょう。種類にもよりますが、何十年、何百年経ってもあまり劣化する事はありませんし、欠けても「味」です。
もちろん切り出して製品になった石も自然石ですが、誰もが扱いやすいようサイズが揃っていたり軽くなるよう薄くスライスされていたりするものが多い。古いものは人の手で加工され厚みがあったり、のみ跡が残っていたり、形やサイズがバラバラで、近年建材として扱われているものとは全然違うムードがあります。そういうムードのある石を使って、これからも沢山ムードのある風景をつくって行きたいと思っています。
普通のお庭じゃなく、ムードのあるお洒落な外構にしたい方は是非一度、石などの自然物や重量物の扱いが得意な弊社へご相談下さい。