夫婦で独立以前に住んでいた、京都市内の自宅マンションのリノベーション。
当時、この集合住宅はすでに築30年超だったが、川崎清氏設計の大規模公団(現在は公団ではない)だったためか建物の配置がよく考えられており、また現在の京都市内のマンションでは考えられない敷地内緑地の多さと、南東の窓から見える、遠くに瓜生山が広がるロケーションが気に入り、建築当時からほぼ改装されたことのない部屋を購入した。
3LDKだったが間仕切りを取り、2LDKにしてリビングを大きくした。また、5階建ての最上階で勾配屋根だったので、天井を取っ払った。横にも縦にも広がったリビングは、開放的で風の抜ける気持ちのいい空間となった。
壁は凹凸の出来るだけ少ないクロスを貼りアッサリと。リビング、寝室とそれをつなぐ廊下の床はサイザル麻タイルを敷き詰めた。サイザル麻は、夏は涼しく、冬は暖かく感じる事の出来る床材のひとつ。ほこりが舞わないのも長所だ。少しチクチクするので、寝転がったりしたい場所には、薄手の敷物などを敷いていた。床と違って敷物がずれないので、それもお気に入りだった。
造作家具はDIYで、置きたいものを使いやすいよう置けるよう考えて作った。結婚して独立するまでの3年程度住んでいたが、明るくてのびやかで気持ちのいい空間だった。
エリア | 京都府京都市 |
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プラン | 既存3LDK→2LDK |
リノベーション面積 | 約82㎡(約25坪) |
構造 | ○○○造・○○○階建て |
家族構成 | ○○○ |
築年数 | ○○○ |
費用 | 約200万+サイザル麻タイル(約50万) |